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97 椿城

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◼️ 椿城のご説明 千葉県匝瑳市
椿城は、かつて存在した椿海(つばきのうみ)の南西隅に張り出す台地に築かれた城です。 椿海は江戸時代初期に干拓されるまで存在した巨大な湖で、現在の東庄町、旭市、匝瑳市にまたがって広がり、その大きさは東西12km、南北4kmにおよびました。 古代から中世において、重要な水運を担う水上交通の大動脈でした。 そのため、椿海を囲むようにたくさんの城郭が築かれました。

椿城は、八重崎集落背後の台地に築かれ、その南側を街道が通っていること から水陸交通の要衝地であったことが分かります。

椿城については文献には乏しいものの、 大正8年に発刊された 「千葉縣誌』 にその名が見え、「字八幡台、 浅間台、 蔵之内に跨がる東西七十間、 南北二百間 ばかり」と記されています。 現在、城跡は広大な畑になっていて、かつての城域 の大きさを偲べるものの、遺構としてはわずかな土塁などを残すのみです。

築城年代や築城主に関する詳細は不明ですが、 「千葉縣誌』 には海保三吉 (かいほみつよし)の居城と書かれています。 しかし、海保氏と椿城には全く関連 性が見当たらず、むしろ、 椿城の北側に位置する飯塚城を居城とした千葉一族 飯塚氏と椿城の関連性が指摘されています。 椿城の麓には飯塚氏ゆかりの常 福寺があり、さらに椿城と道を挟んで東北にある 「星神社」は、 千葉一族の妙見 信仰を祀るものであることからも、 千葉一族飯塚氏と椿城の関連性が見て取れ ます。 また、星神社が鎮座する小丘には物見台のような高まりや、 堀切などが残 ることから、星神社の一帯が椿城と連携して機能していたと推察できます。

◼️御城印デザインのご説明
椿城周辺の常福寺や星神社が千葉一族と関連があると思われることから、 御城印には千葉一族の家紋 「九曜」 をデザインしました。
また 椿海という中世における重要な水上交通の要所を臨む場所に位置す る椿城の御城印には、地形の分かる地図をモチーフにしました。あわせて、 椿海方面から見た椿城の城山山容と、かつて行き交っていたであろう舟をデ ザインしました。

なお、 椿城の城名としては、 「椿海城」 と表記している場 合もありますが、地元では台地の地名が 「椿」 ということから、 古くからこの城は 「椿城」 と呼ばれていました。 そのため、 当御城印でも 「椿城」 と表記しました。

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