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55 臼井城

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⬛︎ 臼井城のご説明
臼井城は臼井氏により城の基礎が作られたといわれるお城ですが、 その歴史において、戦国期の関東における重要な攻防戦の舞台に複 数回なったお城です。

関東の戦国期の幕開けとなる享徳の乱においては、 文明 11年 (1479年) 武蔵千葉氏に対抗して、 佐倉千葉氏が7か月間籠城した と言われています。この籠城戦は佐倉千葉氏側の敗北に終わりますが、 攻城に際して太田道灌の弟 (甥という説もあり)の太田資忠が討死を 遂げ、現在も土塁上にその墓が残されています。 また、 後世の軍記 物では、永禄9年(1566年) に、 上杉謙信、 里見義弘の連合軍に 攻められます。この時城主は原胤貞でありましたが、城は落城寸前と なります。しかし、胤貞の奮闘、 軍師白井浄三の知謀、 助勢に駆け 付けた北条方の松田康郷らの働きにより、 謙信が大敗する戦いとなり、 後世、無敗とも言われた謙信の最大の汚点の戦いと言われています。

このように戦国期においては重要な攻防戦の舞台となったお城でし たが、小田原の役(1590年) 以降、 徳川家康の関東入封に伴い、 酒井家次が城主となりますが、 近隣の佐倉城の整備が進んだこともあ り、家次の高崎移封に伴い慶長9年(1604年)に廃城となりました。

⬛︎御城印デザインのご説明
戦国期の城主であった臼井氏、原氏の家紋と徳川家康の関東入 封後に城主となった酒井家の家紋を配するとともに、現在も城址には 郭、 空堀、 土塁などの主に戦国末期の遺構が良好に残っているとこ ろから、その縄張図を組み合わせて、謙信でも落とせなかった城の堅 城さを表現して、御城印のデザインとしたものです。

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