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43 並木城

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⬛︎ 並木城のご説明
並木城は、多古町南並木地区の台地の南 端に占地する戦国・中世城郭であり、記録 等によれば 1330年代から戦国期末まで城 郭として利用されていました。 現在城跡には、南側に土塁と空堀で囲まれ た部分があり、主郭と考えられています。

主郭の北側の折れを伴った土塁と空堀の二 重構造 南東側の巨大な二重の枡形虎口、 南側の帯曲輪等の遺構は特に秀逸であり、 多古町内にある戦国・中世城郭の中では、 もっとも保存状態の良い城郭と考えられています。

⬛︎ご城印デザインのご説明
1330年代に生じた北朝方と南朝方の争いの 際、 並木城直下の「並木のふけ」 (現在の多 古光湿原辺り、「ふけ」とは湿原・沼沢地をあ らわす)において、「ふないくさ」が行われたと考 えられる記録が残っています (「悟円書状」)。 並木城の大きな役割として、 栗山川、 借当川 等の水運の要衝にかかわる権利確保があり、そのための拠点城として、当時より並木城は機能していたのではないかと考えられます。

御城印においては、 並木城の復元鳥瞰図をモ チーフとし、 水運、 水辺をイメージする青色を 主体としてデザインを行うとともに、 1330年代、 北朝方として並木城と深い関係を有したと思わ れる千葉胤貞の家紋を配し構成しています。

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