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⬛︎ 本佐倉城のご説明 千葉県印旛郡酒々井町
下総守護千葉氏が文明年間(1469年~1486年) に築城し、 天正18年(1590年) に滅亡するま での約100年間、当主9代が居城とした戦国時代の城です。 水上交通の大動脈であった印旛浦に面し、主要街道が交差する陸上交通の要衝の地に築かれました。 面積約35万㎡の規模を誇る本佐倉城は10の郭から構成され、防御性の高い内郭群と広大な 外郭群にわけられ、さらにその周囲には城下町が形成されました。
すべて土の造成によって構築された大規模な空堀や土塁、 櫓台に守られた郭群や虎口は現在 も明瞭に姿をとどめ、戦国時代の城の迫力と息吹を感じさせます。 平成10年9月11日に貴重な文化財として国史跡に指定されました。
⬛︎御城印デザインのご説明
水上交通の要衝であった印旛浦に面して築かれた本佐倉城の御城印には、その印旛浦を望む風景を描きました。
本佐倉城の城下は、 城郭や寺院などに囲まれた広大な城郭都市でした。 城下には佐倉宿、酒々 井宿、鹿島宿、 浜宿などの宿が形成され、 浜宿湊も存在しました。
そして、丘陵には厳島砦などと呼ばれる城郭が築かれるとともに、妙胤寺などの寺院や「右京 屋敷」 「肥前屋敷」などといわれる有力家臣の屋敷も城郭化されました。 まさに本佐倉城は、そ の周辺地域も含め、 城下町全体が城郭化された難攻不落の城でした。 御城印には本佐倉城周 辺の地形や城郭、 寺院、 家臣屋敷等がわかる地図をデザインしました。
さらに、千葉氏の家紋 「月星」 と 「九曜」をそれぞれ配置し、あわせて8代邦胤の龍の朱印を モチーフにしました。 邦胤は里見氏の侵攻に対抗しながら家臣たちをまとめていきますが、天正 13年(1585年) に若くして死去しました。 この邦胤の後継者争いが深刻化したことによって、 小田 原北条氏の氏政、 氏直の佐倉進駐をもたらすことになったのです。
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