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⬛︎師戸城のご説明 千葉県印西市
師戸城は千葉県印西市にあり、印旛沼を臨む水上交通の要の城です。 印旛沼に突き出た台 地を利用して築かれました。 印旛沼を挟んだ南方1.5kmの位置に臼井城があり、この両城は 連携して機能したと考えられます。
師戸城は鎌倉時代に千葉氏の系統である師戸四郎が築城したとも言われますが、 築城年代や 築城主は不明です。 今に残る城の姿は、戦国期の軍事的緊張の中で築かれたものと推察でき、 臼井城で合戦が行われた際は師戸城が駐屯や兵站の役割を果たしたと思われます。
台地の北側の付け根には東側から谷が入り込み、 その谷が長方形に整地されていることから、こ の辺りが居館跡、さらにその南側に城下や湊があったと考えられています。
鎌倉時代からの名族千葉氏がこの地を治め、一族の内紛などを経て、 同族の原氏が居城としまた可能性が高いです。
臼井城は、 徳川家康の関東移封に伴い酒井家次が慶長9年(1604年) まで在城し、まもなく、 廃城になりました。 それに伴い、 師戸城も廃城になったと考えられています。
⬛︎御城印デザインのご説明
臼井城とともに印旛沼の水上交通の要衝であり、さらに臼井城と連携して機能したと推測される 師戸城。まさに師戸城と臼井城は印旛沼を挟んで両立する地形が鍵になるため、御城印には、 印旛沼と師戸城、 臼井城が築かれた台地をデザインしました。
さらに城山をモチーフにし、小舟を描き、 水上交通の重要地点だった印旛沼と師戸城をイメージしました。 家紋は古くからこの地を治めていた千葉氏の「九曜紋」を配置しました。
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